2012年3月11日…東日本大震災から1年がたちます。
1年前のテレビ映像の衝撃。今でも焼きついています。
1年前に震災の事を知ったのは、夕方でした。
金曜日。事務所で仕事をしていたのですが、誰かの携帯にメールが入ったことによってみんな知り、一斉にネット検索しました。でも、その時は「関東~東北にかけて大きな地震があった」という程度の情報で、津波のことは知りませんでした。
私も親戚や友人が関東に多く住んでいるので、すごく心配になり急いで家に帰った記憶があります。車の中のラジオでは「停電中なので夜道は気を付けてください」というアナウンサーの呼びかけやガス・電気会社のライフライン緊急速報など、混乱した情報が飛び交うばかり。さらに不安が掻き立てられました。
家に帰って目にしたテレビでの津波の映像。
見た瞬間、恐怖と叫びたくなるような絶望感。
家族に親戚の安否を確認すると、数名が連絡が取れないとのこと。
すっかり食欲もなくなり、食べることも忘れ、急いで東北や関東の友人にメールを送りました。
幸い、翌日には親戚、友人とも連絡がとれました。
週明け月曜日からは、私たちも震災を踏まえた対応に。
関東までの交通網は混乱。北関東より上は完全ストップ。
でも、東日本では今日食べるものもなく、困っている方がたくさんいらっしゃる…毎日、宅配会社のホームページの配送可能地域の更新を凝視し、お客様には1人1人ご説明、そして、できるだけ早く届けられるように必死に業務をこなしました。
私の主人も震災の2週間後、仕事で岩手に向かうことに。
緊急車両の証明書と、香川県知事の通行許可書を見せてもらった(写メですが)時は誇りに思いました。
ボコボコの東北道を通っている時に、橋にかけられた「来てくれてありがとう」と白い布に手書きで書かれた大断幕を見た瞬間、涙がでたそうです。
1年たって、ふと思うと当時の思い、記憶…少し薄らいでいる気がします。
あの時の、何かしなくては、何ができるか悶々と考えていたこと。
もう1年。まだ1年ですよね。
実際に頑張っている東北の人々のことは取り上げられても、実際に国として、街として復興へ向かっている状況は伝わってきません。私たちの義捐金がきちんと役にたっているのか?支援の手も届かず、苦しんでいる人はいないのか?
報道でも「頑張っている人」ばかり取り上げられ、声も出せない子どもやお年寄りの事はあまり報道されません。
しかし私は無力で、それを現実として受けとめるだけ。
実際に、ボランティアで現地に行くこともできませんし、大金を支援することもできません。
そんな私が、報道も国も非難することもできません。
しかし、今、自分が微力ながらできるこは、募金箱に小銭を入れるとこ、仕事で【復興応援キャンペーン】を継続させること、そして、【震災】を忘れないこと。
4月から【復興応援キャンペーン第3弾】を行います。
どうか、皆様のご協力お願い申し上げます。
2012年3月11日。
天に召された方々のご冥福をお祈りし、黙祷をしようと思います。
そして、今も震災の傷あとと戦う仲間を思い、募金をしようと思います。