皆さまこんにちは。石丸製麺 WEB店長 山下です。
さて、突然ですが、石丸製麺が作っている讃岐うどんの種類はご存じですか?
大きく分けて、
●打ち立て純生うどん(生うどん)
●半生うどん
●乾燥うどん(乾麺)
があります。
皆さまから、「何が違うの?」、「どれがおいしいの?」とご質問をいただきましたので、今回は讃岐うどんの違いについてご説明いたします。
その前に、讃岐うどんの作り方を簡単にご説明します。
讃岐うどんは、小麦粉に食塩と水(食塩水)を加えてこね、それを延ばし・熟成させて生地にし、麺状に切るところまではどれも同じです。
●打ち立て純生うどんは、その名のとおり「生」のうどん。「生」だからこそ味わえるもっちもちの食感と讃岐うどんならではのコシが絶妙なバランスのうどんです。乾燥を加えていないため、麺の扱いはとってもデリケート。そして、日持ちは当社製品で冷蔵庫で1か月と短め。
昔は、「まかないうどん」といっており、うどんを作っている人だけが味わえる特権でした。今は、保存技術や輸送手段もよくなり、全国の皆さまにお届けできるようになりました。
しかし、製造・包装に時間がかかること、そして作り置きができないことから、たくさんのお客様から通年販売のご要望をいただきますが、なかなか難しく今は「年に3回だけ期間限定」での販売となっております。
皆さま是非、年に3回のチャンスをお見逃し無いように♪

●半生うどんは、切った麺を少し乾燥させたもの。当社では90分冷風乾燥します。生めんのモチモチ食感を残しつつ、日持ちが常温で3か月(商品によっては1か月)と、ご家庭用としても取り扱いしやすくなりました。半生うどんはご家庭用はもちろん、ご贈答品、手土産品によく使われています。
店長おすすめの食べ方は、モチモチした食感が味わえる「釜あげうどん」です。
たっぷりのお湯でゆでた麺を水洗いなしで、ネギやしょうが、ごまなどの薬味をいれためんつゆにつけてお召し上がりください。ふわふわモチモチ、アツアツの麺を楽しむには、通な食べ方「釜あげうどん」が一番です。

●乾燥うどん(乾麺)は、切った麺をしっかり乾燥させたもの。当社では12時間~42時間乾燥させます。そのため、常温で長期保管が可能になります。
うどんは1年、ひやむぎは2年、そうめんは2年半です。ひやむぎ、そうめんも「乾麺」の中に含まれます。
乾麺は保管に便利なのはもちろん、原料は小麦粉・食塩・水のみ。※一部例外もあり
シンプルだからこそ小麦の風味を存分に味わうことができ、無添加で長期保存可能な、安心安全な食べ物なのです。

皆さま、それぞれの讃岐うどんの特徴はお分かりになりましたか?
お客様からの「乾燥うどんと半生うどんってどちらがおいしいの?」というご質問。
私は、間違いなく「乾燥うどん(乾麺)」をおすすめいたします。
そして、「乾燥うどん(乾麺)ってゆで時間長いでしょ?」というお声もいただきますが、実際に比較すると、乾麺でも細うどんは5分。当社の最もポピュラーな太さ乾麺で15分前後です。ちなみに半生麺は細いもの(ざるうどん)で7分。ポピュラーな太さのものでも乾麺同様15分前後で、変わりはありません。また、茹でている間に薬味の準備をしたり、火加減を調節したりやることはたくさんあるので、案外ゆで時間は短く感じられます。
さらに、乾麺はゆであがる際に完全にでんぷんがα化するため、より一層もっちり食感が生まれ、一度「乾麺化」することで、茹でた際に表面がキュッとしまり、のど越しがより一層味わえるのです。
同じ讃岐うどんでも、乾燥の具合でそれぞれのうどんによって特徴が少しずつ違います。
ぜひ、食べ比べをしていただき、お好みの讃岐うどんを見つけてください。