石丸製麺株式会社
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さぬきの夢2000とは

「さぬきの夢2000」の詳しい話1/3


さぬきうどんに新風をもたらす「さぬきの夢2000」
うどんは、県内食品産業の中で重要な地位を占める単に著名な特産品という位置づけに留まっていない。「さぬきうどん」は全国的には「香川県」よりも知名度が高く、さぬきうどんを目当てに県外からの観光客も増加している。この秋開催される全国スポーツ・レクレーション祭では「うどん ツルツル!スポーツ スルスル!!」というスローガンを掲げるなど、さぬきうどんと結びつけて香川の知名度とイメージアップを図ろうという試みが盛んに行われている。うどんに対して多くの県民は強い関心、愛着、こだわり、期待を持っており、そのような中で小麦「さぬきの夢2000」は生まれた。

さぬきの夢2000の飼育経過
「さぬきの夢2000」は、1992年に香川県農業試験場において、めんの食感の優れた「西海173号」 (後の「ニシホナミ」 )を母に、めんの色の良好な「中国142号」を父として人工交配し、翌年、そのF1を用いてトウモロコシとの遠縁交雑による半数体育種(メイズ法)を行って得た778個体の半数体倍加個体に由来する系統の中から選抜した品種である。

(図1) に示すようにメイズ法はトウモロコシ花粉の受粉後、トウモロコシの染色体が胚形成の過程で失われることにより、小麦の半数体を得る手法であり、既に「はつもち」「もち乙女」「ねばりごし」がこの手法で育成されている。

1995年からは生産力検定を開始し、1997年に栽培性や多加水めんでの製めん品質が良好な1系統に「香育7号」の系統名を付けて引き続き諸特性を調査し、合わせて香川県において奨励品種決定予備調査、1998年及び1999年に奨励品種決定本調査及び現地調査を行った。また、平行して栽培法に関する試験も行い、それらの成績が良好であったので、2000年9月に「さぬきの夢2000」として、品種登録を出願した。また、2001年9月には香川県の奨励品種に採用し、県内の麦作適応地帯での普及が進められることとなった。

さぬきの夢2000の特製概要
香川県の主要品種である「チクゴイズミ」と比較した本品種の特性は以下の通りである。播性は同程度の (1) 〜 (2) であるが、茎立はやや遅く、出穂期は2日程度遅い。成熟期はおおむね同じか1日程度遅い。稈長は3cm程度短く (図2) 、耐倒伏性は強く「強」である。穂長はやや短く、粒着はやや密である。穂数は畝立て散播では僅かに少ないものの、慣行の全面全層播ではやや多い。千粒重は約3g小さく、子実の外観品質は僅かに劣り「中の中」である。収量は「チクゴイズミ」よりやや少収であり、「ダイチノミノリ」と同等である (表2)


(表3) に製粉試験結果を示す。ビューラ製粉機による製粉性は、製粉歩留、ミリングスコア、BM率など「チクゴイズミ」と大きな差はなく、ほぼ同等と考えられる。60%粉の粗タンパク質含量はやや高く、アミロース含量は3%程度高くダイチノミノリより約1%低い「やや低アミロース」の品種である。ラピッド・ビスコ・アナライザー(RVA) による糊化特性は「チクゴイズミ」に比較して、最高粘度(MV)、ブレークダウン(BD)、ホールディングストレングス(HS) 最終粘度(FV) ともに大きい。本田らは多加水めんの食感とRVA測定値の関係について、MVとBDが大きいほどなめらかさの、HSとFVの値が適当なときに粘弾性とかたさの評価が高い傾向があると報告しており、本品種はほぼ理想的な糊化特性を示していると考えられる。粉色は黄色みがやや強くて明るく、「チクゴイズミ」より優れている。

製めん適性については、多加水で手打ち式に製めんして評価した。製めん条件を (表4) に示す。食味評価の結果は、「農林61号」、「ふくさやか」、「チクゴイズミ」のいずれと比較しても勝っており、なかでも優れた麺の色、粘弾性は「さぬきの夢」の大きな特徴であるといえる (表5)




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